文・あおい
数か月前より、おさんぽまーけっとのスタッフとしてお手伝いをはじめました。
代表の縄田さんとは中学生の頃の塾友でした。
そんな彼女が(とても何かをするタイプの人ではなかった)マルシェをやっているのを知って、興味を持ったのがきっかけだった。
そんな中、「ここで何かはじめない?」
そう声をかけてもらったのは、社団法人の新しい事務所が完成したばかりの頃だった。
ぽっかりと空いていた椅子。
そこが、私の新しい居場所になった。
私は今、ここでWEBマガジンを立ち上げようとしている。
取材に出かけ、写真を撮って、文章を書く。でも、それだけじゃない。まちの中で見つけた「なんだか気になる」もの、「でも、ちゃんと知らなかった」人や場所。それらを、誰かにそっと届けるような、そんなやわらかいメディアをつくりたいと思っている。
この事務所には、毎日のように誰かが出入りする。
コーヒーを飲みに来る人、イベントの相談に来る人、ただ立ち話に来る人。
打ち合わせをしている隣で、子どもの笑い声が聞こえてくる日もある。
最初は「落ち着かないかも」と思ったけど、むしろこの“ざわざわ”が心地いい。まちの気配の中で、言葉を紡ぐ。そのリズムが、今の私にはしっくりくる。
ここで出会った人たちの話を、ひとつずつ丁寧に拾っていきたい。誰かの活動の裏側や、暮らしの中のささやかな工夫、今日の空のこと。派手じゃないけど、確かに“まちをつくっている”声たちを、ちゃんと記録していきたいと思っている。
もしよければ、あなたの話も聞かせてください。この事務所で、私が静かにパソコンを開いている日。そっと「ちょっとだけいい?」と声をかけてくれたら、それはきっと、新しい記事のはじまりです。
と言うことで、練習で縄田さんにインタビューをさせてもらいました(笑)